2020年1月31日についに英国が
EUから離脱しました。
当日のポンドは上昇して終わりました。
さて、2020年2月のポンド円、ポンドドルがどうなるかという見通しを、
20年間の平均値をとったポンドのシーズナルチャートと
現行のリアルタイムのポンド円、ポンドドルのチャートから予想してみます。
ポンド円、ポンドドル予想 動画解説
シーズナルチャートで見る、2020年2月のポンド
ポンド20年シーズナルチャート
これは20年間のポンドシーズナルチャートですが、
2月のところを見ると、
3月上旬頃まで一気に下落しているのがわかります。
1年の間でポンドが最も下落しやすい月といえます。
これをアタマに入れておいてください。
円先物20年シーズナル[逆]チャート
[出典:EquityClock.comのチャートをBondoFX改編]
注意
このチャート、本来は「円先物チャート」なので、ふつうのドル円チャートとは円高・円安の向きが逆なのですが、見にくいということなので、僕の方でチャートを逆にして、ドル円チャートと同じく、上にいくと円安、下にいくと円高というように改編しています。
さて、これはドル円予想の項でも書いた
円先物シーズナルチャートですが、
2月のところを見ると、
明らかに円安に行く傾向が見て取れます。
ドルインデックス20年シーズナルチャート
さらに、ドルインデックスのシーズナルチャートを見てみますが、
こちらは1月から引き続き、2月もドルが上昇する傾向が出ています。
まとめると、2月の傾向としては、
ポイント
・ポンド下落
・ドル上昇
・円下落(円安)
ということになります。
それではここで、現行のポンド円チャートを見てみましょう。
現行チャートで見る 2020年2月のポンド円 予想
ポンド円週足チャート
(チャートはクリックで拡大)
直近は141円付近がサポートとして機能しています。
かといって、144.50円近辺も、
2週連続でピンバーが出ており、
上限として意識されているようです。
サポートゾーンとしては、
139.40円~141.00円が効いてますね。
次に日足チャートにするとこんな感じ。
ポンド円日足チャート
(チャートはクリックで拡大)
直近では141円どころでダブルボトムになり、
陽線包み足が出て上昇しています。
これは直近高値となっている
144.50円付近を目指す流れです。
144.50のレジスタンスを抜ければ、
146円どころも見えてくるでしょう。
さてしかし、先ほどみたシーズナルチャートで言えば、
2月はポンドは下がりやすい月。
しかし、ドルは上がりやすく、円は下落しやすいため、
ポンド円はポンドドルとドル円の掛け合わせですから、
板挟み状態になり、膠着状態~どちらかというと
やや下がりやすいのではないでしょうか。
月間のポンド円のボラティリティーが、
現状では4円程度なので、
ポンド円予想メモ
上は現状のボックスの上限144.50円、
下はサポートゾーンの下限付近139.50円レベルとみます。
現行チャートで見る 2020年2月のポンドドル 予想
(チャートはクリックで拡大)
直近では2本の大陽線で強さを表しています。
その強さからすると、
直近高値となる1.33500あたり、ないし、
1.34500あたりまであっても
おかしくありません。
ただ、上値はそこで頭打ちとなり、
やはりシーズナルからすると、
ポンドが下がりやすい、
ドルが上がりやすい季節性を鑑みると、
ポンドドルは下目線になります。
月間平均値幅がすると400pipsで、
現状のプライスからだと1.28000あたり。
一段下のボックスの下限、
1.27700あたりまでいってもおかしくありません。
シーズナルからすると、
1.27700のサポートラインを割れて、
1.26000~1.25500あたりまであってもいいと思うんですけどね。
ファンダメンタルズ的にも、
英国はEUを離脱しましたが、
ここからまだまだEUとの貿易交渉や経済原則が響き、
前途多難なので、ジワジワ下方向なのではと思ってます。
ポンドドル予想メモ
上は現状のボックス上限1.33500、
(最大で高値切り下げのダブルトップで1.34500で上げ止まり)
下は一段下のボックス下限1.27700レベル。
そこが割れたら1.26000まであってもおかしくはない。