2019年のドル円の年間値幅は、
史上最狭を一気に更新する7.94円となりました。
(それまでは、2018年の9.99円が史上最狭)
チャート的には2016年からの壮大な三角保ち合いをやっているので、
だんだんと値幅が狭まってくるのは、
仕方ないということころなのか(?)
ドル円週足チャート
三角保ち合いのセオリーとしては、
頂点の80%あたりでブレイクすることが多いとされています。
ですので、もうそろそろ
どっちかに動いてもおかしくない。
少なくとも2020年中には、どちらか一方に
大きく動くべきと考えるのが自然です。
ましていわんや、
保ち合い中は相場がエネルギーを貯めているともいえ、
それはそれは3~4年もため込んでいるわけで、
これはもう特大な値幅の放出があってしかるべきなのです。
シーズナルチャートで見る、2020年1月のドル円傾向
(出所:EquityClock.com)
これは過去20年の円ドルチャートです。
注意
ドル円チャートではなく、円ドルチャートのため、
上がると円高、下がると円安とみます。
1月の傾向をみますと、わずかに円高に振れてダブルトップをつけ、
また元に戻るという、同意の乏しい展開、
いわゆるレンジになっていることが読み取れます。
ドル円日足チャート
2020年1月2日のドル円日足チャートです。
パターンを当てはめてみれば、
現状の108.50付近~1段下の107.90近辺を円高の底として、
上はレンジ上限109.70付近になるでしょうか。
円安が上限を超えてすすんでも、
もう1段上のボックス110.90~111円。
そこには三角保ち合いの上限ラインもあるので、
当面はそこが限界値になってくるものと思います。
ま、一言でいえば、ドル円は引き続き、
つまらない相場になりそうです(苦笑)。
こういう相場環境で、
中長期でトレンドを狙うとかはやめてくださいね。
レンジをやぶっても、また次のレンジ…となるので。
注意
シーズナルチャートを知っているのと、知らないのとでは
雲泥の差ではありますが、くれぐれも過信は禁物です。
”決め打ち”はご法度です。