先週はユロドル、ポンドルを売ってましたので、引き続き、このふたつの通貨ペアの今後の見通しを分析したいと思います。
4月はいわゆるドル全面高だったわけですが、ドルインデックスのチャートからみてみましょう。
ドルインデックス 週足チャート
青い水平線が、ネックラインでレジスタンスゾーンになりますが、88~90のレンジを抜けて、レジゾーンまで切り返してきたところです。
かつ、50週MAと200週MAが重なっておりタッチしています。
素直に見れば戻り売りポイントですよね。
日足を見ると、直近の3日間はレンジになっており、3日分の3本のローソク足は、日足の200日MAを越えているものの、コマ足・小さい陽線・ピンバーとなっており、勢いが出ず上昇を否定されているかたちです。
やはり、これは上値が重たくなっているとみるべきでしょう。
つまり、ドル高は一服ということです。
ユーロドル 見通し
ドルインデックスを確認したところで、ユーロドルの日足チャートです。
ユーロドル 日足チャート
ネックライン(1.21500どころ)をブレイクした時点で、押し安値(1.19300どころ)まで下がり、一旦そこで止められる、とよんでいました。
下ヒゲでは抜けましたが、強烈に戻されて日足が終わっています。
押し安値が意識されていたことがわかりますね。
現状は、2本前の足の陰線ローソクのはらみと考えていますが(前日ローソク足の下ヒゲは含まない)、
ドルインデックスの状況を考慮し、かつ、はらんでいる足の高値を超えた場合、チャネルライン下限付近(1.20000どころ)、ないしネックライン(1.21500どころ)まで戻る動きとなってもおかしくありません。
しかし、戻ったところは売り、と考えています。
ポンドドル 見通し
ポンドドルの日足チャートです。
ポンドドル 日足チャート
ダブルトップのネックライン、および上昇トレンドラインを下抜いています。
月足をみると、このダブルトップをもって、戻りの上昇波動は完了したかに見えます。
ダブルトップの値幅が650pips程度ですので、セオリー通りならば、過去にもみあって上昇の起点となったサポート候補となる上図の最下部にある赤線(1.30500どころ)までが、ネックラインからおよそ650pipsですので、非常に辻褄が合います。
よって、現状から少し戻したとしても、戻り売りです。
直近のローソク足の形状をみてもユーロドルよりも戻しが少なく、売りトレンドが継続しそうです。
ユーロポンド、ポンドオージー、オージードル、ユーロオージーを見ても、ポンドが最弱となりそうで、相関関係からみても、ポンド売りに妙味がありそうです。
ユーロドル
一旦戻す可能性
戻り切ったところからは売りたい
ポンドドル
売りトレンド継続。戻り売り