週前半はレンジ上限からの売り、週後半はレンジ上限までの買い、という週でしたね。
ドル円15分足チャートで各ポイントを見ていきます。
①レンジブレイクダマシ確認後、高値からの売りエントリー
先週のレンジブレイクが日足の上ヒゲのダマシとなり、戻り売り目線でみていました。
レンジブレイクのダマシから下げてきて、75MAまでの切り返しで、上ヒゲのダブルトップをつけているので売りエントリーです。
その下のプルバックからの20EMAの上ヒゲになっているところから増し玉したんだっけかな。
ターゲットは107.20~107.15あたりでした。
②押し目どころの1stボトムからの買いエントリー
キリ番107.00あたりが押し目候補としてみていました。
ここで底値のかたちをつくるようであれば、短期で買おうかなと待ち構えていたところです。
小さいダブルボトムの安値切り下げが出たので、ダブルボトムの陰線が下ヒゲで安値を切り上げて、次の陽線がダーククラウドカバーで上げやすいかたちとなり、その次のローソクが前のローソクの高値を更新したところでエントリーです。本当は終値で高値更新を確定してからの方が確度が増すのですが、早めにエントリーしてしまうことはよくあります。
ただし、この波動はある程度上げたら本当のダブルボトムをつけにくるので、ここからガンガン上げるイメージは持ちません。
目標はネックラインとなった107.15までです。小さい上ヒゲのダブルトップをつけているところですね。
その直後107.20まで上げてますが、ネックラインブレイクのダマシみたいなかたちになりました。
そして、ここが転換ポイントとなり、本当のダブルボトムをつけにいく波動となりました。
正直、この下げの方が取りたいところ(下げの方が早いので)なんですが、もう夜中になので無理でした。
③ダブルボトムからの買いエントリー
当然ここも真夜中ですから見てません。本命のダブルボトムの切り上げポイントですね。最近、ニューヨークの午後においしいポイントがくることが多い気がします。
④三角保合い(アセンディングトライアングル)ブレイクからの買いエントリー
③で入れなかった場合は、この東京時間午前中に起こった、三角保合いブレイクからの買いポイントです。
上値は一定の値段で抑えられながら、安値が切り上がるパターン(アセンディングトライアングル)です。
20EMAが徐々に上昇し、75MAもだんだん平行になってきています。
細かいプライスアクションをいえば、一旦アセンディングトライアングルの上限をブレイクし、プルバックで75MAまで戻して、下ヒゲ3本(陰線、陰線、陽線)で下が無いのを確認してからの再ブレイクです。
ブレイクしてから次の足で上限ラインを確認(プルバック)しにきてますので、そこでエントリーです。
⑤レンジ上限からのダブルトップ売りエントリー
③からの波動がレンジ上限までつけたので、再び戻り売りで、ダブルトップ気味からの売りエントリーです。
この時点で上昇トレンドラインが引けていたので、そこまでのショートですね。
トレンドラインのポイントには一応、月足の終値(黄色太線)もありました。
この107.30にある月足の終値ラインも結構意識されているんですよね。
⑥切り下げラインからレンジ上限までの戻り売りエントリー
紫のラインが先週足の高値(高値1)ですので、これを一気にブレイクするのは難しいとにらんでいましたので、その手前に引いていた高値1、高値2からの切り下げラインで止まるようなら、逆張りの売りを狙っていました。
切り下げラインにタッチした陽線を次の陰線が否定し、その次の足が再び切り下げラインにタッチして高値を越えられそうもないことを確認してからの売りエントリーです。
このレンジブレイクがまたまたダマシになることもあるかもしれませんが、一旦はブレイクしておりので、もう一度高値を確認しに来ますので、レンジ上限までの限定的な売りです。
⑦レンジ上限で買いエントリー
⑥のショートを利確したあと、レンジ上限で下ヒゲを出しているので買いエントリーしました。ドタバタですw
これはダブルトップをつけにいくことを見越しているのでできるエントリーです。
5分足で見ると、最後の下ヒゲが前の3本の下ヒゲを若干ブレイクしており、ダマシになっているんですよね。
ここのローソク足5本を1本1本解説します。
(1)下落が止まった陰線のローソクで下ヒゲ(このローソクの形では下落が止まったかどうかはわからない)
(2)次のローソクが塔婆(底値で出ると反転)
(3)次のローソクがピンバー(底値で出ると反転)
(4)次のローソクが実体が小さい十字線(レンジ/迷い)
(5)次のローソクがピンバー(安値を一度割るもヒゲになり、安値更新がダマシとなった)
のでロングしました。
(2)(3)で反転を暗示させるも、(4)でレンジになったところで、大衆トレーダーはレンジを抜けたほうについていこうとしますから、(5)の下へのレンジブレイクで一回ダマシてから上方向へのブレイクです。これは確度が高いですね。
ただしこのロングは、今週ずっと「『すでに起こった未来』の記事でも上値をガンガンブレイクするとは見ていない」と書いていた通り、高値ブレイクするとは思っていなかったので、これもせいぜい切り下げラインまでです。
(実際は、75MAまでで利確しました)