仮想通貨

落ちるナイフをつかむ人、答えが出てから乗っかる人

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以前の記事で「ビットコインは1~2ヶ月に一度暴落している」と書きましたが、2017年12月22日の暴落から1ヶ月もたたずして、1月17日にまたもや暴落しました。

ビットコインでいえば200万円超えしていたものが、一時100万円を割れるまで下げたことで、アルトコインの連れ下げ含めネット界隈では阿鼻叫喚をきわめていました。

しかし、私に言わせれば、仮想通貨といえど「相場のセオリーが働いただけ」と喝破いたします。

上げたものは下げる、下げたものは上げる

相場初心者の方でもこんなことは「当たり前」だと理解しているでしょうが、いざ身銭を切って相場に参加してみると、この当たり前の教訓を見失ってしまいがちになります。

特に仮想通貨市場のようなボラが大きいマーケットでは、イナゴトレードよろしく暴騰に飛びついてしまったり、暴落時に狼狽売りしてしまったり、根拠のないところでナンピンしてしまいがちです。

ビットコイン/円の日足を見てみると、230万円まで爆上げした際に、75MA(75日移動平均線)から大きく乖離しているのがわかります。

ビットコイン円日足チャート

75MAは私が主に見ている移動平均線のひとつ(もうひとつは20EMA)で、このMAの形状や乖離をよく見ています。

相場は移動平均から離れると、また移動平均に戻す性質があるので、ローソク足がMAからの乖離が大きくなった場合は、追っかけ買いは控えてしかるべきポイントまで様子をみます。

では、どのくらい乖離したら(移動平均乖離率)天井とみるべきなのか、ということろですが仮想通貨の場合はデータが少なすぎてわかりません。

これが為替市場であれば、ドル円の90日移動平均乖離率が20%も乖離すれば天井が近い、と目安にすることができるのですが。

重要なことは、急激に上昇したときは追っかけ買いをせず、高値掴みを回避し、押し目買いポイントまで待つということです。

本質をいえば、マーケットとは投資家心理の集合体ですので、上がったら利確売りする人が増え、売りで参入する人が出てきて、焦った人たち(アルゴリズムを含む)が次々に投げ売りに走るからです。

ほとんどのイナゴトレードが損失につながる理由です。

落ちるナイフをつかむ人

さて、上記した移動平均の乖離は、高値を「警戒」するものですが、下落に転じたことを見極めるにはどうすればよいのでしょうか?

それを解説したものが、下図チャートの真ん中あたりです。

ビットコイン日足チャート分析

相場というものは、高値をつけ反落して、もう一度高値を試しにいく動きがよく出ます。

いわゆる「ダブルトップ」というものです。

なぜダブルトップがよく出現するかというと、高値をつけて一度反落してきたということは、トレンドは上昇トレンドを維持していますので、利確売りや新規売りの人よりも、押し目買いを狙っている人たちが多くいて、高値更新を期待し、しかるべきポイントで買いが集まるからです。

このときの「しかるべきポイント」(押し目買いポイント)は、150万円どころでした。

これはどういう理屈で決まるかというと、100万円からの上昇(あらたな上昇の始まり)をゼロポイントとすると、フィボナッチの61.8%というのがひとつの根拠でしょう。加えて150万円というキリ番も挙げることができます。

なぜ、もっとキリのよい200万円ではないのかと言えば、押し目としては浅く、大きく上げたものは大きく下げないと高値更新はできません。
人間、高く飛ぶには深くかがまないといけないのと同じです。

(むしろ上昇時に200万円どころは意識されたが、オーバーシュートで230万円まで上げたと捉えるの妥当でしょう)

フィボナッチ50~61.8%は世界中のトレーダーが意識するポイントなので覚えておいてください。

そのあと、マーケットは高値更新を目指しますが、230万円にとどかず陽線のコマ足になって、次の足で下ヒゲの長い陰線が出現します。ここで「高値更新はないかもしれない」という可能性を考えます。

さらに次の陰線がはらみ足になり、短期MAの下で終値が確定したので「かなりの確率で高値更新はない」と判断します。

その次の足が前の足の安値を更新した段階で、「もう高値更新なく、売りに転換した」とよみます。こうなるとしばらくは買い目線は消滅します。少なくとも150万円どころまでは売り目線で入るか、150万円まで落ちるのを待つかたちになります。

このようなポイントが意識できていないと、ただ闇雲に下げてきたから買う、「あら、安いわね」の値ごろ感で買う、ことになってしまい高い確率で含み損を抱えることになります。

「落ちるナイフをつかむ人」にはならないでください。

ただし、注意してほしいのは、そういったポイントで必ず止まるという保証はないということです。

相場に絶対はありません。

相場とは「確率に賭けるゲーム」なのです。

答えが出てから乗っかる人

では、押し目買いポイントとみられるサポートゾーンまで下落してきたとして、またそこで買い向かえるのか、売りが継続するのか、という判断は、そのサポートゾーンでの値動き(プライスアクション)をしっかりみます。

ビットコイン日足チャート分析

先ほどのチャートですが、ダブルトップから反落してきて、やはり150万円どころで何度も反発しています。
(長いヒゲが150万円どころをオーバーシュートしていますが、ヒゲなので急速に買い戻された証左です)

今度は上値が200万円どころで抑えられました。つまり、高値がどんどん切り下がっています。

斜めトレンドラインと2本の移動平均線の間で「ローソク足の収縮」が起きています。

収縮がおきると、上下どちらかにブレイクする可能性が高くなってきます。それまでのトレンド方向にブレイクする確率が高いですが、あくまで可能性です。今回はこれまで述べてきたように下方向への圧力が強くなっていたので下方向に勢いよくブレイクしました。

ここで、150万円どころは何度もサポートされてきた価格帯だからといって、エイヤで成り行き買いや指値買い(落ちるナイフをつかむ)をしてしまうと含み損を抱える結果となっています。

どんな頑強に見えるレジサポでも、しっかりとローソク足のプライスアクションを見極めなければいけません。

上図のビットコイン円で言えば、まだ下落から反転していませんので、買える状況ではありません。

150万円まで戻っても、今度はそこがレジスタンスになるので、戻り売りポイントとして機能することになります。

「買いの答えが出る」のは、この150万円どころを陽線の実体が(できれば勢いよく)ブレイクし、一旦150万円のサポートを確認するか、もう一度下抜けて安値を伺うが安値を切り上げて再度150万円を上抜けたときです。

このように、答えが出てから乗っかっても遅くはなく、その方がよい結果をもたらします。

 

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